本日天気晴朗なれど浪高し

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help リーダーに追加 RSS もう一度区大会を振り返って(詳細に再執筆しました)

<<   作成日時 : 2007/10/31 18:50   >>

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朝6時30分に起きた。
試合前なのに結構熟睡出来た感じ。昨夜の寝つきはちょっと緊張してて悪かったけど、それでも6時間以上寝た。
風邪もほとんど治っていて、試合中鼻が詰まって息苦しい、という事もなさそう。
つまり体調面では万全という事だ。

メンタル面でも、いつものように逃げ出したい気分にまでは至っていない。
前日の対策が一応功を奏したようだ。
前日は映画「黒帯」を娘と見に行った。これは空手の映画。行った理由は、もちろん空手の試合で闘争本能を呼び起こしたかったからだ。
自分で言うのもなんだけど、自分の性格は優しい。試合をするということからすると優しすぎる。だから相手に向かって行って、逃げないで正面からぶつかるだけの強い気持ちを作る事が大事。その目的にこの映画は最適だと思ったからだ。

空手の映画なだけに、空手経験者や空手を習っているちびっ子たちが見に来ていた。ただ映画自体はつまらなかった。娘にとっては難しい内容でもあった。観客のちびっ子などは、上映中に退屈で歩き出しちゃう始末。娘と私の二人も時間を半分無駄にした気分になった。
目的であった強い気持ちはちょっとしか作れなかった。

夜は試合前日恒例の「修羅の門」という漫画を読み漁った。といっても2冊しか持っていない。今後だんだん買い揃えよう。
そして更に空手雑誌を2冊読み、疲れたから眠った。試合に臨む強い気持ちについては、雰囲気だけは作れた。前回初優勝した時からするとなんだか中途半端だが。

という事で当日朝。
前回授かった優勝カップを返還しないといけないので、実は大荷物。ただでさえ空手着や防具などで重いのに、優勝カップは持ち運びを考慮された形では無いので、大きな正方形の箱。両手が塞がりながら電車に乗車。

目的地の駅に着くと、すでに試合のことで頭が一杯だった。駅は、仕事場でもあった場所だし、空手の練習場所(道場)もある所。考え事をしながら歩いていると、なんと会社の道場に着いてしまった。試合会場とは別の地点。また戻って駅近の試合場まで実に10分のロス。まるで試合前の長嶋茂雄、になってしまった。

試合会場に着いてしばらくすると開会式が始まった。偉そうにも優勝カップ返還をする自分。優勝カップを眺めて、また自分の手に戻ってくる事を真に願った。

試合が各コートで始まった。まずは小学生や中学生の形の試合。

密かに上位を狙っている自分は、とにかく前回の失敗をしない事だけを考えていた。失敗というのはサイファの鷺足立ちの所で、フラフラしないこと。
練習では3回に1回くらい失敗する。だから本当は試合に使うのは危険。でも前回失敗しただけに、今回も一回戦でその形を演じて、苦手意識だけは払拭したかった。そう自分にとっての雪辱戦だった。

自分の形の試合になった。一般新人の部。7名が出場。
自分の相手は前回、組手3回戦で戦った相手。その時組手ではストレートで勝った。
でも相手は事前情報で他の地区大会の形の部で最近2回優勝している強豪。自分はサイファを無難に演じた。自分的には悪くなかったはず。審判の評価は2-3で惜敗。悔しかった。
観客の人に聞いたら、相手の形はキレがあったとの事。私のようにフラフラしないように演じるレベルでは勝てなかったようだ。残念。
実はこの相手選手とは、組手の一回戦でまた対戦する予定。絶対雪辱を晴らすと心に誓った。

今回は、いつもこの新人の部の形の試合で優勝している、自社空手部の選手が欠場。前回準優勝だった選手が優勝した。

また夏の自流派の全国大会で知り合った選手も、この試合に出場していた。形は間違いなく私より上手。私が順番も覚えていないセーパイや、まだ私が習得中のセイエンチンをきれいに演じていた。
結果は準優勝。おめでとう。
形の試合を見ていて改めて思ったが、剛柔流の形は見栄えがよく試合に有利だと思った。

昼休みになった。
午後からは組手の試合が始まる。
自社空手部の黒帯の選手と一緒に、軽く打ち込みを練習。調子はいい。黒帯選手と比べてややスピードは劣るが、色帯では相当速い。気合充分で戦闘モード。選手皆でがんばろうという気持ちが部内メンバーに流れていた。

しばらくすると自分が出場する試合の時間となった。新人の部の組手の試合。出場者は15名。
自分はトーナメントの一番最後に入っていたので、出場者全員の試合を見てから最後に出場。
自分のいない山には特筆すべき強者はいない。自分の山にはチラホラと腕に覚えのありそうな人がいた。
ということは、自分がこの山を勝ち抜くためには、腕に覚えのある方々を倒さなければいけないわけだ。前途多難に思えた。まさに一人ずつ倒していかなければならなかった。

私の一回戦。相手は先ほど形で戦った相手。
春の大会で対戦した際には、コンビネーション技主体の攻撃が多く、前蹴りからのワンツーが主体だった。そこで当時私は相手の前蹴りの後、すかさず突きを入れて、ストレート勝ちしたのだった。
今回試合開始当初、前蹴りがでてくるか見ていたが、前蹴りは無かった。コンビネーションが変わっていた。突き主体の選手に変わったようだった。

相手から攻撃される事が少なかったので、自分から攻撃した。一本目の攻撃はかわされるが、二本目、三本目となるとこちらの攻撃が決まる。こちらの方がリーチが長く、スピードも速いようだった。お互い良い攻防が続いたが、ポイント上は私の5-0となった。
しかしそこで私の油断が出た。強敵だが少し差も開いて、疲れを覚えたのだった。連続して中段の突きを貰ってしまった。ポイントは5-2。でも時間切れで助かった。序盤の大量リードのお陰で逃げ切った。
自分としては、本当は時間切れ前に6ポイント差をつけて、勝ってしまいたかった。6ポイント差を付ければ、その時点で勝利が確定するルールがあるからだ。時間切れは本意ではなかった。スタミナを気にしてしまった自分が情けなかった。最近スポーツクラブでのトレーニングが不足している証拠だった。試合には勝ったけど、トレーニングの過程で自分に負けた部分があったと悟った。

二回戦となった。
相手は某大学の空手部の選手。若い。この相手の一回戦を見ていたが、小柄だが動きは良さそうだった。同大学から3名の選手が出場していたが、その中ではずば抜けて上手かった。

そういえば一年半前にこの大会に出た時、私は一回戦負けだった。その当時の相手もやはり大学生。そして今年の夏の全国大会でも負けたのは大学生。そう、大学生のスピードになかなか反応できないのが私の弱点。今大会では大学生攻略が一つの目標だった。

「始め」の掛け声と共に、試合を開始。お互いに攻防を行うもののなかなかポイントにならない。決定打が出ないのだ。私もついつい相手のペースで打ち合ってしまった。キメが出来ていない事を途中で感じた。

一度呼吸を整えてリズムを変えた。コンビネーション主体でどんどん相手を押し込む事にした。すると相手はどんどん後ろに下がる。相手の動きも良いが、私も相手の動きを読んで先回りしてコンビネーションを打った。

ところでこの試合、私は反則をたくさんしてしまった。寸止めが出来ずに、当ててしまっていたのだ。ちょっとくらい当たっても突きをしっかり引けばまだ良かったのだが、相手と打ち合ってしまい、我を忘れてしまっていた。反則2回で相手にポイントが入るくらいだった。
そしてポイント5-1で終了。ここでも時間切れで勝った。完勝とは行かなかった。相手のポイント1は、私の反則。試合内容的にはこの試合が一番悪かった。

三回戦(準決勝)となった。相手は腕っ節が強く、メンタル面でタフさを感じる30代男性。思いっきり殴られたらストレートに痛そうだなぁ、と感じた。
戦ってみると、相手の技が大雑把に感じた。体が常に正面を向いており的が広い。そして両手を開いて両脇に構えるので、中心が空いている。そしてスピードが遅い。
私はトップスピードで真正面からぶつかって行った。単発の突きやコンビネーションが思うように決まる。そして最後は苦手な前蹴りで決めた。6-0で時間内に完勝。
でもこの相手、将来は強くなると感じた。これからどんどん練習すれば近いうちに優勝も可能だと思った。
最後の蹴りは結構思いっきり相手に入れてしまった。相手は吹っ飛んで転んだ。かなり痛そうだったので、申し訳ないことをしたと思う。反則を取られるかな、と思ったが、蹴りをしっかり引いていたので私のポイントになったようだった。

以上で準決勝まで終了。
隣のコートで一般男子組手の部の試合が行われていた。見ると自社空手部のメンバーが準決勝で戦っていた。4人の選手のうち3人が自社空手部の選手。ほぼ独占状態となっていた。

そして決勝戦。決勝戦はテニスで言えばセンターコートでの試合。観客も沢山いて独特の雰囲気がある。それまではあまり声援は無かったがここでは違う。一本一本に歓声があがる。無意識にアドレナリンが放出される状況になる。

私の対戦相手は、弱い選手が集まった山から勝ちあがった選手。記憶の上では特徴が無く、どんな選手だったかも忘れていた。2回戦で戦った大学生のチームの一人だ。
戦ってみると、出会いがしらの一発で直ぐにポイントが取れる。一瞬にして5-0。最後に決勝戦をもう少し楽しもうかと相手に打たしてみたが、自分の体が勝手に動いてフィニッシュ。一分くらいで6-0になって完勝。これで全て終わった。

次に一般男子組手の部の決勝戦が始まった。同じ空手部の選手同士の戦いだった。両者とも身内なので応援が難しい。「がんばれ」しか声をかけられなかった。結局このクラス、実は1〜3位を当社空手部で独占するというサプライズになった。近年このようなことは無かったとの事で、当社空手部の先生方は嬉しかったと思う。日頃の成果が存分に発揮された結果だった。

決勝戦が全て終わって閉会式が始まった。
自分の手にまた優勝カップが戻ってきた。また半年間自宅に保管することになる。また持って帰るのは面倒だけど、それがまた嬉しい。

さて、今回の成果と反省。
今回の目標は、連突きで勝つこと、後ろに下がらないで戦うことの2点だった。
連突きはかなり出せたのだが、結局ポイントを取ったのは、自分の得意技。これではワンパターンで相手に読まれてしまうので、今後の為にも何とかしたかったのだが、その意味では充分成果があったとは言いがたい。
後ろに下がらないという事については、OK。全く下がらずに前進のみだった。実は受けさえまともにしなかった。連突きのコンビネーションだけで勝てた。

以上のように書くと、勝つ事は勝ったが、今後の参考になる良い勝ち方ではなかった。この大会にはまた来年も出たいと思う。次回はどんな相手が出てくるのか楽しみだ。ワクワクと同時に、タイトル防衛のプレシャーも一段とかかってくる。だがこれはまた半年後の話。

さて、今度の日曜日は別の区の組手(シニア)に出場予定。黒帯の選手が主体なので簡単に勝たせては貰えないと思う。今期最後の試合なので有終の美をかざるつもりで、最高の実力を発揮したいと思う。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
よく分析されてますね〜。
ビデオなどで見返すと改めて自分の欠点が分かるのでやはりビデオ導入は必須ですね〜。
大会もあと4日。思い切り応援させていただきますので頑張ってくださいな。
オーイシ
2007/10/31 23:35
試合とは関係ないですが、「修羅の門」でしたら全巻持ってますよ。
何冊か読みましたが途中で飽きてしまい、今は押入れにしまってあります(^^;
今後、読む機会はおそらくないと思うので、よろしければ差し上げますよ。
ただ中古で購入したので多少汚れがありますが。

2007/11/01 01:07
オーイシさん>実はビデオを持っていくのを忘れてしまいました。決勝戦だけ同じ空手部の方が撮影してくれましたが。でも今回の大会、あまり得るものは無かったという感想もあるんです。自分の弱点があまり露呈していなかった気がしているのです。全試合で相手からの攻撃で取られたポイントは2ポイントだけでしたので。
板橋大会では黒帯の方がほとんどでしょうから、もっと自分の課題が見つかると思いますので、それはそれで楽しみにしているんです。

平さん>お申し出ありがとうございます。修羅の門つまらないですかぁ。私にとっては一番面白い漫画なのですが。
近くの本屋さんでまとめて売っているのでそちらでいざとなったら購入できるので、大丈夫ですよ。ありがとうございます。
なび
2007/11/01 07:46
いえいえ、つまらないというわけではなく、私には内容がちょっと難しかったので途中で読むのをやめてしまったというわけです。

2007/11/03 17:43
なるほど。
明日試合なので今日2冊程買い足しました。
なび
2007/11/03 23:40

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